2011/11/01 (Tue)
■ 激指 SELECTION

将棋ファンにはお馴染みのソフト『激指』の廉価版(?)が出てたので買っちゃいました。
将棋ソフトは同じブランドでも新しいバージョンほど強くなるので、古いのをライセンシーで安くパッケージしたものが出ることは珍しくありません。だからそういうものだろうと思って、ソフトバンクというのが少々気になったものの買ってみました。
結論からいうとユーザビリティはかなり微妙です(笑。
- ユーザ登録を完了しないと本来のインストーラが立ち上がらない。
- インストール先が選択できない。(「Program Files」下固定)
ここまでは明確にソフトバンクのせいでしょうが、まあ仕方ないレベル。
「各種設定」で設定した内容が保存されない。
(追記: コメントで指摘いただきました。Windows7の実行権限の問題だったので管理者権限で実行することで解決済み。)
これがキツい。起動するたびにデフォルトの設定に戻ってるので設定し直す必要がある。
盤の表示サイズとか駒の種類とかって、普通は一度選んだらずっと同じでいいと思うんですが、これだと毎回設定し直さなくちゃいけないんですよね。デフォルトで棋譜読み上げの声が岩根忍、秒読みの声が矢内理恵子になってるのもよくわからない(笑。矢内さんの声はNHKで聞き慣れすぎてるので岩根忍にすると読み上げのイントネーションが関西風(?)で気になるんだよなあ。ちなみにこの二人にバンカナこと板東香菜子女流を加えた三人から選択できます。閑話休題。
あと、たまに設定変更してメイン画面に戻ると駒が全部消えて表示されない(!)というバグがあってこれにも参る。
先に書いた通り、過去の製品をそのままパッケージし直して出したのかと思ってましたがガワの部分はソフトバンクが開発してるんでしょうか? だとするとちょっとこれはないなーと思いました。
ただ初体験の激指の機能そのものはいいですね。
最大の売りであろう「棋譜解析」は局面ごとの形勢評価を数値化して評価するシステム。「疑問手」「好手」などにはマークが付き、負けると「敗着はおそらく○手目の▲○○です」などと指摘してくる(笑。「検討モード」は候補手とその評価を表示、詰めろや詰みがある場合はその旨も表示されるので、簡単な詰みを見逃していることがいかに多いか思い知らされます。「詰みチェック」は先手玉後手玉にそれぞれ詰みがあるかどうかを、高速または最短手順の条件で探索。
要するに検討に使う機能が充実しているのが将棋ファン必携(?)と言われる所以。ソフト相手に指していると感想戦ができないのが最大の難点ですが、それを補う機能はまさに勉強に必須といえそうです。
それだけに使いづらい部分が惜しいので、高いけどちゃんと本家マイコミから出てるのを買おうかしら……。携帯ゲーム機でも出てますが、ちゃんと勉強する時はPCでじっくりやりたいんですよね。
通りすがり
2012/01/22 00:40
各種設定も各モードの記録も管理者権限で起動するようにしたらできましたよ。
shanghai
2012/02/16 14:03
情報ありがとうございます。それくらいは試してみるべきでしたね……。久しぶりに起動してみます。