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2010/06/06 (Sun)

羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方/終盤の勝ち方 入門(池田書店) 羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方/終盤の勝ち方 入門(池田書店) - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方/終盤の勝ち方 入門(池田書店) - shanghai将棋日記(仮)

監修・羽生善治。

棋士による棋書の「監修」は、ものによってはほとんど名前だけに近いものもありますが、本書は羽生の独創的な指導方針がしっかり反映されていて、羽生善治の著作といっていい内容だと思います。

『序盤の指し方』のほうは、まず囲いの手順や定跡でなく、「ヒモをつける」「駒の連携」という概念の理解から、初手からの一手一手の持つ意味を検証していく内容。『終盤の指し方』は、これも羽生独特の、詰みと同時に詰めろ、必至の理解を重視する構成。必至の形だけでなくパターン分けで一つずつ解説していくところはこの上ないわかりやすさです。

駒の動かし方を覚えた後に読むのはこの二冊で決定! と言ってよいかも。

この二冊の前著にあたるのであろう『~将棋入門』は未読ですが、あるいはこの三冊をまとめて入門書の決定版、ということになるんじゃないでしょうか。

  

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2010/05/14 (Fri)

林葉直子カムバック! 林葉直子カムバック! - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 林葉直子カムバック! - shanghai将棋日記(仮)

日レスインビテーションカップ・第4回女流棋士トーナメント出場者確定について

http://joshi-shogi.com/kisen/nrs/4th_nrs_entrymember.html

併せまして、今回、主催者特別推薦選手として元女流タイトルホルダーの林葉直子さんが出場することになりましたこともご報告させていただきます。

林葉さんにはかねてから弊社(日レス)の主催者意向により、内々に出場のご依頼と打診をさせていただいておりましたが、ご快諾いただきとても嬉しく思っております。

将棋連盟を退会した一件以来、公式対局どころか将棋に関する活動は一切していないはずの(マンガ『しおんの王』の原作は書いてましたが)林葉直子が、なんと女流棋士トーナメントに選手として出場。

この発表の前段には、

日本将棋連盟所属女流棋士の3名(鈴木環那初段・中村桃子1級・渡辺弥生2級)の女流棋士の皆様には、弊社(日レス)の主催者意向により本棋戦出場依頼をさせていただいておりましたが、過日、将棋連盟理事会より事実上、出場見合わせのご回答をいただきましたので、皆様にご報告申しあげます。

今回の決定につきましては、誠に残念に思う次第でございますが、次回以降、晴れてご出場いただける時を日レス・LPSA一同心より願っております。

とあります。

先だって女流王将戦再開の際にもLPSA側の出場枠が5名に制限されるという件で一悶着あり、今回もLPSA主催の棋戦に招待された連盟所属の女流棋士は出場見合わせ。共同声明で協力関係をアピールしたにも関わらず、連盟・LPSA両団体の関係悪化はもはや明らかです。

それならば、とばかり、連盟側の出場見合わせと同時に、その連盟にとってアンタッチャブルな存在、いわばタブーである林葉直子の出場を発表するとは、LPSAの鮮やかな返し技! といささか不謹慎ながら穿った見方をしてしまいます。これを知った米長会長は頭を抱えているのではないでしょうか。

もし連盟の関与する催しであれば復帰は考えられない状況にあるであろう林葉直子に(必ずしも本人が積極的に復帰を望んでいるのではないにせよ)、皮肉にも連盟から独立したLPSAによって復帰の道が開けるとは。

しかし、女流トップの実力者だった棋士が、ほぼ完全に将棋から離れた十数年を経て対局に復帰する、というのは全く前例のないケースであり、当時まさに最強だった彼女に現在ではどのくらい力があるのか、極めて興味深いです。

なお、

http://joshi-shogi.com/kisen/nrs/4th_nrs.html

・林葉さんの今回の出場は共催の日本レストランシステム様の特別招待選手としての出場であり、今後の女流棋士復帰や、LPSAの他の公認棋戦(NTTル・パルク杯天河戦)や準公認棋戦(1DAYトーナメント)への出場の予定は現在のところはありません。

とのことです。

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2010/04/27 (Tue)

金子タカシ『寄せの手筋200』(浅川書房、最強将棋レクチャーブックス5) 金子タカシ『寄せの手筋200』(浅川書房、最強将棋レクチャーブックス5) - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 金子タカシ『寄せの手筋200』(浅川書房、最強将棋レクチャーブックス5) - shanghai将棋日記(仮)

著者は元アマ竜王。二十年以上前の名著『寄せの手筋168』をベースに決定版を作ったのが本書だそうで、その素性から前評判も高く、Amazonでは早くも品薄になっているようです。羽生、渡辺、谷川、森内、佐藤康光、といった面々が帯に推薦文を寄せているのもちょっと只事ではないと感じさせる。

内容はまさに「寄せ手筋の教科書」で、詰将棋もからっきし、必至はなおさら、な私も順番に解いていけばなんとかなりそう。そして必死形を覚えると急に寄せが上手くなったような感覚があって気分がいいです(笑。

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2010/01/07 (Thu)

トップ金属・林田会長、倉敷藤花に自作の駒を贈る 「名人に」とエール トップ金属・林田会長、倉敷藤花に自作の駒を贈る 「名人に」とエール - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - トップ金属・林田会長、倉敷藤花に自作の駒を贈る 「名人に」とエール - shanghai将棋日記(仮)

http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100107ddlk32040509000c.html

 県の誘致企業であるトップ金属(大阪府大東市)の林田英男会長(63)が6日、将棋の女流プロ棋士、里見香奈さん(17)=出雲市、大社高3年=に自作の駒を贈呈した。里見さんが倉敷藤花のタイトルを初防衛した対局で使われた駒の制作者でもある林田会長は、今月24日から女流名人位に初挑戦する里見さんに「名人になってもらいたい」とエールを送っていた。

 林田会長は01年から趣味で駒作りを開始。これまでに60組以上の駒を製作しており、王将戦や倉敷藤花戦など、プロの対局でも使用されている。

 駒は昨年5月から約5カ月かけて製作。最高級の薩摩黄楊(つげ)を使用し、漆を木地よりも高く塗る「盛り上げ駒」とした。また、書体は「見た目がはっきりしていて、インパクトがある」と里見さんが好む江戸時代の書家、巻菱湖(まきりょうこ)のものを用いた。

 里見さんは「こんな上等なものは持っていない。これを使って少しでも成長していけたら」と喜んでいた。【細谷拓海】

詳細は知りませんけどプロが使うような高級駒は職人が手作りしているというイメージで、まあ企業の会長とのことなので駒作りは贅沢な道楽ということなのかもしれませんが、01年に趣味で始めてプロ棋戦で使われるような物を作れるようになるものなんでしょうか。政治家や財界の名士にアマチュア高段の免状が授与されたりするのと同じことなのかなーなどと勘繰ってしまいます。

詳細は不明ですが「関西駒の会」の幹事をされている方だそうです。

http://kansaikomanokai.web.fc2.com/

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2009/12/03 (Thu)

橋本崇載七段のお店「SHOGI-BAR」開店 橋本崇載七段のお店「SHOGI-BAR」開店 - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 橋本崇載七段のお店「SHOGI-BAR」開店 - shanghai将棋日記(仮)

ハッシーが池袋に将棋バーを始めたとのこと。12月1日オープン。

ブログより、

http://blog.livedoor.jp/hassy_blog/

「テーブルチャージ」とは席料、つまり最低でもかかる金額です。これに

お通しと、飲み放題のサービスボトル(焼酎)がつきます。他のアルコール類、割り物のソフトドリンク(デキャンタ)については、有料となります。

ここからが普通のバーと違うところお酒を飲まれないお客様は、来店時、「お通しなし」とお申し付けください。ソフトドリンクを無料でご提供します。つまり、「お通し+サービスボトル」か「ソフトドリンク無料」を選択できるということです。

「SHOGI-BAR」のコンセプトのひとつとして、「棋士と気軽に将棋を楽しめる」というのがあります。私を含めて、毎日棋士が必ず出勤しています。

ですから、指導将棋をご希望の方も遠慮なくお申し出ください。もちろん無料です

ただ、当店はあくまで「将棋教室」ではなく、カラオケなども設置してある「バー」ですので、「静かな環境」とは限らないということを、あらかじめご了承ください。また混雑時には、指導将棋は先着順となりますので、順番待ちにご協力いただけますよう宜しくお願いいたします。

以下、実際に行かれた方のレポをTwitterより。

http://twitter.com/yuyubx/status/6233512010

カウンターの様子。最大5人。ハッシーてんてこまい。 http://f.hatena.ne.jp/twitter3/20091201213005

http://twitter.com/yuyubx/status/6234693302

ハッシー現在3局面指し。すごい異空間(笑) http://f.hatena.ne.jp/twitter4/20091201222603

http://twitter.com/yuyubx/status/6253459279

昨晩ハッシーのshogi-barに潜入しましたが、ハッシーと2局角落ち指して2勝。観戦記者でお馴染みの小暮さんとも香落ちで指して完敗(まあレベルが違いすぎ)。お客さんとも数局指しました。チャージに含まれる焼酎以外を頼まないと本当に3000円。なんか申し訳ないので、今後は別の頼む。

カウンターが5席あって、カウンター内に棋士がいて多面指しで相手をしてもらえるということのようです。なるほどまさに「将棋バー」だ!

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2009/11/27 (Fri)

別冊宝島1666『羽生善治 考える力』 別冊宝島1666『羽生善治 考える力』 - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 別冊宝島1666『羽生善治 考える力』 - shanghai将棋日記(仮)

やや薄めのムックですが、読み物としても記録・資料としてもバランスの取れた内容。一読の価値は有りかと。

棋力別の「羽生善治スーパー上達講座」なんてコーナーまであり、これはさすがにどうかと思いましたが、どうしてなかなか面白いです。

羽生善治が「監修」として名前だけ冠している入門書は多いですが、羽生の言葉でダイレクトに書かれた講座という意味では貴重かも。『上達のヒント』(Habu's Words)を読んだ時も思いましたが、羽生の教え方は非常に独創的。この本でも初級者に「必至」を理解することの重要性を説くなど、従来の入門書とは一味違うアプローチが光ります。

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2009/11/13 (Fri)

連盟デジタルショップでオーダー製直筆扇子を期間限定販売 連盟デジタルショップでオーダー製直筆扇子を期間限定販売 - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 連盟デジタルショップでオーダー製直筆扇子を期間限定販売 - shanghai将棋日記(仮)

http://www.rakuten.co.jp/shogi/378920/1919618/

11日~17日の期間限定販売!

お好きなプロ棋士(現役棋士)の直筆扇子のご注文をお受けいたします。

本物の迫力と希少価値をお楽しみ下さい。日本将棋連盟DSだからこそできる、

ホンモノを知る方のためのコーナーです!

なおタイトルホルダー・永世称号者のご注文は数に限りがございますので、あらかじめご了承下さい。

http://www.rakuten.co.jp/shogi/378920/1919618/1918899/

オーダー製 直筆扇子

 (タイトルホルダー・永世称号者を除く)

販売期間 11月11日21時00分~11月17日21時00分

定価 15,750円 (税込) 送料別

送料 1,000円

揮毫の指定はできませんので、実物は写真と異なる場合がございますので、あらかじめご了承下さい。

(左上写真は、商品イメージです。)

これはいい企画。

価格はタイトルホルダー含め一律なんですね。

とりあえず山崎七段あたりが本命っぽい?

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2009/11/02 (Mon)

王座戦第2局 王座戦第2局 - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 王座戦第2局 - shanghai将棋日記(仮)

将棋世界12月号、梅田望夫氏による観戦記。

山崎の投了の意思表示に対して、羽生は身体をびくんと震わせ、

「おっ」

と声を上げた。突然の投了に心から驚いている様子だ。そしてすぐ山崎に向かって、この将棋は難解なまままだまだ続くはずであったろう、そして自分の方の形勢が少し悪かったという意味のことを、かなり強い口調で指摘した。山崎もすぐさま言葉を返したが、羽生の口調と表情は厳しいままだった。

 数分後に関係者が大挙して入室してきたときには、穏やかないつもの羽生に戻っていたが、盤側で一部始終を観ていた私は、終局直後の羽生のあまりの険しさに圧倒される思いだった。羽生には勝負を喜ぶ、あるいは勝利に安堵するといった雰囲気は微塵もなく、がっかりしたように、いやもっと言えば、怒っているようにも見えたからだ。

これは気になるなあー。「かなり強い口調」ってどんなだろう。こればっかりは棋譜からは分からない。

勝った側がギブアップした側に「勝負はまだわからなかったのに」という、奇妙にも思える申し入れ。

羽生王座は、難解極まる局面において自分と相手とがお互いに最善手を求め続けることで将棋の秘奥に迫っていく瞬間を至福とするタイプ。決して「楽に勝つ」ことを喜んだりはしないのが、神の領域とも言われる高みにいる所以。相手が悪手を指すと溜息を吐く癖もその表れ。

この瞬間を見逃さなかった梅田氏もさすがです。

山崎七段はどちらかといえばむしろ悪くなってからの持ち直しに定評があるはずですが、ずっと気にしていた残り時間がすでに切れ、まだまだ長丁場になるであろう終盤戦を羽生相手に戦い抜く自信がなかったのでしょう。彼らしくもあるような、そうでないような、何ともいえない負け方。

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2009/09/19 (Sat)

将棋+トランプ 将棋+トランプ - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 将棋+トランプ - shanghai将棋日記(仮)

http://www.rakuten.co.jp/shogi/367650/398017/1916873/

 日本の伝統ゲーム「将棋」と西洋の「トランプ」が合体!じっくりと「将棋」を楽しむ。または、みんなでわいわい「トランプ」で遊ぶ。年齢性別問わず、どんなシーンでも楽しめるアイテムです。

いや、そんなアイディア商品みたいに言われても……。

とんだ脱力系グッズですが連盟デジタルショップで扱ってるということは日本将棋連盟の製品なんでしょうか。単に、トランプに将棋の駒の名前を書いて、紙の盤を付けただけですよね。成ったら裏返すんじゃなく別のカードに替えるのか。ということは「成桂」とかそんなカードもあるのか。でも全部の駒が成った状態を考えると枚数が足りませんよね。ツッコミどころが多すぎて逆に気になるなあ。

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2009/09/09 (Wed)

香川愛生女流1級が奨励会5級に合格 香川愛生女流1級が奨励会5級に合格 - shanghai将棋日記(仮) を含むブックマーク はてなブックマーク - 香川愛生女流1級が奨励会5級に合格 - shanghai将棋日記(仮)

しばらく前のニュースになりますが。

http://www.shogi.or.jp/topics/news/2009/08/1_8.html

 東京・将棋会館で行いました平成21年度奨励会入会試験に香川愛生女流1級が受験し、 奨励会5級に合格いたしました。

 香川女流1級が奨励会に入会した場合は、現在女流棋士は奨励会との重複在籍を認められていないため、女流棋士は休会扱いとなります。

 尚、現在進行中の「第3期マイナビ女子オープン」につきましては、出場いたします。

※女性の奨励会合格者は香川女流1級が13人目になります。

※奨励会に在籍したことがある女流棋士は8人、香川女流1級は9人目になります。

※奨励会5級の合格は、女性初です。

【本人のコメント】

『試験に受かりホッとしています。これからは棋士を目指してがんばりたいと思います』

女流棋士を休会して、というところがミソ。

いわゆるプロ棋士、正確には日本将棋連盟の正会員であるところの「棋士」は、奨励会に入会して昇級昇段し、三段リーグを突破して四段に上がった人だけが得る資格(編入試験は例外中の例外)。その資格に男女の別はありません。ただ、過去に女性がプロ棋士になった前例がないだけです。

では「女流棋士」とは何なのかというと、もちろん将棋の(対局・普及などの)活動で収入を得ているという意味では「プロ」ですが、プロ棋士=「棋士」とは全く異なる資格であるということ。段位などの基準も別です。

数年前までは、女流棋士として活動しながら奨励会に在籍して「棋士」を目指すことが認められていましたが、上記の通り現在はできません。理由はいろいろあるでしょうが、女流棋士は興行上の理由、スポンサーの意向でタイトル棋戦への参加枠があるため、奨励会に在籍しながらプロの公式戦であるタイトル棋戦に出場できるのは不公平である、という男性の奨励会員も意見もあったといいます。

なので今回、香川女流1級は敢えて女流棋士としての仕事を休業する形で奨励会に挑戦するわけで、収入の道を断ってさらに高みを、しかも女性として前例のない目標を目指す、その覚悟と向上への意思には敬服します。

ちなみに奨励会は通常6級から入会するのですが、一つ上の5級で試験を受けて合格したのも女性では初とのこと。いずれ女性初の棋士誕生となるか、大いに期待しつつ見守りたいと思います。

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